激しい運動の危険性

極端に体を使う運動やスポーツはNG

負荷がかかりすぎるのは注意

加齢に加えて激しいスポーツは活性酸素を相乗的に増加

活性酸素増加の原因は複合的に考える

年を取ってくると、身体を動かすことが億劫になってきます。筋肉は使わないと衰え、臓器や血管の働きも鈍くなってしまいます。運動をまったくしないと、老化を早めることになりかねません。

運動をすればいい汗をかきますし、疲れた身体をリフレッシュする効果もあります。ストレスを発散させる効果もあります。健康にも、老化予防にも、運動はおすすめです。

ここで思い出してください。

呼吸で取り入れる酸素からエネルギーをつくる際、活性酸素が発生しました。

激しい運動をすれば、大量の酸素が必要となります。そのために呼吸は速くなり、活性酸素の発生が増加してしまいます。

こんな実験があります。

身動きできないほどの小さなビンにイエバエを入れた場合と、自由に飛び回れる広いカゴに入れた場合の寿命の比較です。

どちらのほうが長生きしたと思われますか?おそらく、あなたの答えは間違っています。身動きできなかったほうの寿命は認日、飛び回ったほうが16日と、不自由だったほうが倍以上も長生きしたのです。

発生した活性酸素の量!自由に飛び回れることで運動量が増え、それだけ活性酸素が増加したと考えられます。激しい運動は、これほど怖い面があるのです。

活性酸素を大量につくらず、身体にもよい運動は軽い運動です。たとえば、ウォーキングなどが適しているといえます。

ウォーキングのスピードは、普段の歩くときよりもやや速めです。1分で100 mほどの感じで20~30分歩くと、歩数はだいたい1万歩になります。

視線はやや遠くを眺めながら、背筋を伸ばします。歩幅を大きく取り、かかとからしっかり着地するようにします。肩の力は抜き、ひじを直角に曲げて腕を大きく振り、リズミカルに歩くように心がけてください。

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