日本人の健康は活性酸素が原因で悪化している

健康の悪化は活性酸素が影響している

活性酸素はメタポリックシンドロームや病気の90%に関係

活性酸素は1つだけではない

4つの種類の活性酸素が健康を害している

こんなに医療がすすんだのに不快な症状や病気が減らないのはどうしてでしょうか?原因不明の症状に悩まされている現代人は増える一方です。

以前、日本経済新聞にある記事が載っていました。「10年前と比較して、健康診断をしたときのA〜Eのランクのうち、悪くなっている人が10%程度増えている」というものです。

日本人の健康がかなり悪化している証拠です。

この犯人も、活性酸素です。

活性酸素によって、私たち日本人の健康がむしばまれ、健康を害する人が増えている現実があります。

では、なぜ、10年前より健康に問題を持つ人が増えているのでしょうか?

ここが大事なポイントです。

活性酸素はいろいろな状況で発生します。問題は、昔に比べ、私たちの生活環境は活性酸素を発生しやすいようになっていることです。

アンチ&リバースエイジングを実現するためにも、健康でいるためにも、病気にならないためにも、ぜひ活性酸素対策を考えなければいけない時期に来ているのです。

4つの活性酸素

ここまで「活性酸素」といってきましたが、活性酸素は1種類ではありません。

じつは、活性酸素には4種類あります。

活性酸素の4種類のうち、最初に発生する活性酸素が「スーパーオキシドラジカル」です。活性酸素のひとつめ・スーパーオキシドラジカルが水の分子と反応すると、2つめの「過酸化水素」がつくられます。過酸化水素の別名は、消毒などに使われる「オキシドール(オキシフル)」です。

オキシフルは、過酸化水素を3%に薄めた水溶液です。消毒のために、保健所や病院では、オキシフルは洗面器のような容器に入っています。学校の保健室などでは、ビンに入ったオキシフルが置かれています。

傷に活性酸素を塗って大丈夫なの?」こう不安になられるかもしれませんが、消毒にオキシドールを使うには理由があります。それは、活性酸素が持つ酸化力です。その酸化力を使い、細菌などを殺すのです。

活性酸素の3男は「ハイドロキシラジカル」です。活性酸素4種類のなかで、この活性酸素が最も強力な酸化力を持っています。

ハイドロキシラジカルは、過酸化水素が細胞のなかの金属イオン(鉄や銅のイオン) と反応すると発生します。4つのなかで、このハイドロキシラジカルがもっとも凶暴な性質です。

活性酸素の4つめが、「一重項酸素」です。強い紫外線や放射線、X線などにさらされると、私たちの身体のなかで、この一重項酸素が大量に発生します。

ところで、スーパーオキシドラジカルは細胞膜を構成する脂質と反応し、過酸化脂質が蓄積します。過酸化脂質自体にもラジカル作用があり、他の物質を酸化させてしまいます。

このように活性酸素4種類は、私たちの身体のなかでいつも変身をつづけています。まるで忍者のようなもので、お互いに影響し合い、どんどん活性酸素をつくっているのです。

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