ストレス解消にたばこ…などもってのほか
ストレスを禁煙で解消するという間違い
たばこをストレスを増大させてしまう
たばこでほっとするように感じるのは間違い
たばこにメリットは微塵もない
ストレスをたばこで解消する、軽減するという考え方は大きく間違っています。
タバコはガンのリスクを大きくするうえ、アンチ&リバースエイジングにとっても大敵です。
「タバコを吸う人は、吸わない人よりシミやくすみの原因になるメラニン色素が5年ほど早く増える」
化粧品会社の調査で、こんなことが明にされました。
この犯人も、活性酸素だと考えられます。1本のタバコは、100億兆個ものスーパーオキシドラジカルを発生させます。
これほど大量のスーパーオキシドと戦うために、メラニン色素がつくられてしまうのです。タバコの煙には、4000種類ともいわれる化学物質が含まれています。そのなかには有害なニコチンやタールのほか、ベンツビレン、フェノール、ニトロソアミンといった発ガン性物質も大量に含まれています。
タバコを吸うと、肺にある肺胞という小さな袋のようなものの壁に、有害物質や発ガン物質が付着します。
すると、免疫にかかわるマクロファージという細胞が駆けつけます。マクロファージは、身体に侵入してきた細菌やウィルスをどんどん食べる「働き者の掃除屋」です。
タバコの有害物質も、マクロファージの攻撃対象になります。身体を守るため、マクロファージは大量のスーパーオキシドラジカルをつくるのです。
タバコの煙にはまた、一酸化窒素が大量に含まれています。この一酸化窒素は、スーパーオキシドラジカルを強力な酸化力を持つラジカルに変えてしまいます。
また、1本のタバコで、約25 mgのビタミンCが壊されます。これは小さめのトマト1個分、1日の所要量の4分の1にもなります。
抗酸化に使われるべきビタミンCが消え、それだけ抗酸化力が低下します。できれば禁煙、無理なら節煙をぜひ実行しましょう。