うつ病ををコントロール

寂しさ・孤独感の感情はこうすれば心が楽になる

感情別心のコントロール「うつ病」

うつ病について

知っておきたい「うつ病」について

ストレスを自分なりの対処法で乗りきっていけるうちは大丈夫。でも、いろいろ試みてもうまくいかず、徐々に体と心のエネルギーが失われていくと、「うつ病」という心の病気になることがあります。

どんな症状があったらうつ病を疑ったほうがいいの? 治療はどんなふうに行われる?そして、うつ病の人が身近にいたらどんなふうにサポートするべき?などなど、気になるうつ病についてです。

自己診断できるうつ病チェック

  1. 気分が落ち込み憂鬱な状態が続いている
  2. 何をしても楽しくく、周囲のことに興味や関心がなくなった
  3. 食欲が低下し、体重が減った
  4. 夜、眠れないまたは早朝に目が覚める
  5. 不安やいらいらが増えた
  6. 何もしていないのにだるい
  7. 疲れやすくなった
  8. 何をするにもおっくうで意欲がわかない
  9. ささいなことでも自分を責めてしまう
  10. 集中できない
  11. 頭がぼーっとする
  12. 生きているのがつらい

心の元気がなくなる

うつうつと心が沈み、気力がわかない状態が続き、日常生活に支障を来すようになるのが「うつ病」です。 大切な人を失ったり、過労、人間関係からくるストレスなどが複雑に絡み合って発症。女性は男性の約2倍、うつ病になりやすいというデータもあります。

心に元気のスイッチを入れる「セロトニン」や「ノルアドレナリン」といった脳の神経伝達物質が減少することによって起こることがわかっていて、心の不調とともに、だるさ、不眠、頭痛など、体の不調も伴います。ひと言でいうなら、エネルギーが底をついてしまった状態。車でいえば、ガス欠をイメージするとわかりやすいでしょう。

病院に通院すれば必ず治る

うつ病の治療では、薬をのむこと、休養をとることがとても大切です。あわせて、ストレスが起こりやすい環墳を見直す「環境調整」と、ストレスを重く受け止めやすい心のクセを修正していく「精神療法」を行っていきます。

うつ病は、症状の進行に合わせて初期、中期、回復期という3段階があり、段階に沿った治療が行われます。落ち込みや不眠など、うつ病のつらい症状を治療し、改善していくのが「初期」。この時期は薬の服用と休養が大切です。治療開始から1カ月ほどすれば何らかの改善傾向がみられます。

つらい症状が安定し、「中期」に入ると、寝ること、食べることといった基本的な生活ができるように。でも、ここで安心は禁物。薬をのむことを自己判断でやめたり、つい無理をすると症状が再び悪化しやすいのがこの時期です。1年どは様子をみて、元の生活とほぼ同じように毎日を過ごせるようになったらひとまず「回復期」となり、再発予防に努めていきます。

このように、うつ病は長い目でみていくことが必要な病気なので、本心を打ち明けられる医師選びも大切になつてきます。診療を受けているうちに、この医師とは合わない、効果が感じられないと思ったら、違う病院を受診してみるのもいいでしょう。

周囲にうつ病の人がいる場合のQ&A

普通にお見舞いに行ってもいいの?
眠れるだけ眠り、何もしないで体を休めることが大切な「初期」はなるべくそっとしておいたはうがいしさもの。顔を見に行きたい場合は、事前に相手の家族など病状を把達している人に今、のような状態・段階なのか、聞いておくといいでしょう。本人にあれこれ様子をきいたりするのは負担になるので注意します「何かあったらいつででも声をかけてね」「見守っているよ」というメッセージを伝えましょう。初期以外の「中期」、「回復期」もまずは、相手の状況をしっかり確認してから。
うつ病から回復して一緒に仕事ができるまでにどんなにことに注意する
症状がいうたん改善して職場復帰しても、薬をのん、る期間はあくまでも治治療中です。このような時に「もう大丈夫だね。これぐらいはできる?」というふうに負担をかける要求はNG、1日だけ、2日だけというように段階をおって緩やかに復職するのが一番いい方法です。 仕事の作業を手伝うなど負担がかからないようにします。仮に仕事で失敗しても攻めたりいやみを言ってはいけません。

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