無気力・億劫をコントロール
無気力・億劫の感情はこうすれば心が楽になる
感情別心のコントロール「無気力・億劫」
心と体の疲れがたまっている人からよく出るのが、「気力が出ない」「すべてが面倒」「楽しくない」「何から手をつけていいかわからない」などの言葉です。
気力がかなり低下し、何をするのも「おっくう」になつてくる。こんな感情を抱くのは、疲れがたまっていっぱい、いっぱいになっている状態を自分自身が察知し、自らを休ませようとしているサインです。こんなときに、無理に元気を出そうとしてがんばったり、気持ちが乗らないのに気晴らしをしようとするのは逆効果。
心身の負担を増やして、かえって状態を悪化させることになります。とにかく体と心を休息モードに導く「いたわる」対処が必要です。
「無気力・おっくう」の対処方法はいたわることが大切です。
パソコンやスマホの電源をOFF
現代人は、メールの返信をしたり、長時間ネットサーフィンをしたりなど、スマホ(携帯電話)やパソコンに結構な時間をとられています。
でも「おっくう」な感情が高まっているときは、それすら大きな負担に。返信しなければ、でも、面倒…と葛藤し、ますますマイナス感情の悪循環に陥ってしまいます。
「今日は携帯もパソコンも見ないりと決めて、思いきって電源をオフにしましょう。長時間オフにするのが不安なら、2時間、3時間というふうに時間を決めて。それだけでも心をいたわる効果が得られます。できる限りブルーライトを見ない時間が必要となります。
休日に予定を入れない
疲れきった心身を回復させるにはたっぶりの時間が必要です。自分のペースで過ごすことのできる休日をつくりましょう。
丸1日、家でのんびり。洗濯も掃除もお休みして、ひたすらボーッとすること。こんなふうに過ごすことは甘えやサボりではなく、自分をいたわるための前向きな対処です。
朝型生活にトライ
人間の体は、日が昇るとともに活動モードになり、沈むと休息モードになる、という本能に根ざしたリズムを刻んでいます。
残業が続いて夜遅くまで起きている、寝だめしようと休日は昼以降まで寝ているなどという人は、体の活動リズムがくるい、知らず知らずのうちに心身の負担を増やしている可能性が。夜は早めに寝て、朝一番にカーテンを開けて光を浴びるようにしましょう。朝ごはんをしっかり食べることも大切。光を浴びたり、ごはんを食べたりすることで、自然と活動モードに切り替わります。
現代人特有のレジャー病も心身を疲れさせる原因です。