理想の自分を具体的に描く

具体的に…ということがとても大切

夢の実現のための第一ステップ

具体的でないとすぐにぼやけてしまう

漠然とした夢でなく具体的に

あなたは 「なりたい自分 」 の姿をはっきりとイメージすることができるでしょうか?

  • いつも何をやっても中途半端であきらめてしまう自分
  • 落ち込んでつい自分や他人を責めてしまう自分
  • 自信がなくて行動できない自分

そんな自分を変えたいということだけは確かなのだけれど、具体的なイメージがないという人はけっこう多いのではないでしょうか。

また、 「 なりたい 」 イメージがあるつもりでも、次のような言い方をしてはいませんか。

  • タレントの○○さんのようになりたい
  • 野球選手の○○さんのようになりたい
  • いつかは小さなお店のオーナーになりたい
  • たぶん無理だけれど、人前で堂々としゃべれるようになりたい
  • 課長くらいにはなれるかおしれない

これらはみんな NG です。ただ漠然としたイメージを描いているにすぎません。

そのタレントのどこがどう素晴らしくてどのように自分に取り入れたいのか。 「 いつか 」 ではなく 「 いつ 」 実現したいのか。 「 どうせ 」 と自分を否定するかわりに、 「 そうか 」わたしはこうなりたいんだと肯定する言い方に。 「 かもしれない 」 と可能性を語るのではなく、 「 なるんだ 」 という強い意志を持って断定を。

「 なりたい自分 」 というのは、自分への プラス・イメージ の集大成のようなものです。このプラス・イメージ がクリアでたくさんあるほど、なりたい自分の姿がはっきりしてくるのです

自分はどんな人間で、何に幸せを感じ、これからどうやってどうなりたいのか…わからないときは、何度も何度も自分自身に問いかけてみます。

人マネ ではない、自分自身の ビジョン を描くには、納得のいくまで自問自答するのも大切です。 「なれるといいなぁ 」 という漠然とした希望を 「 きっとなる 」 という強い願望に育て上げたときに、なりたい自分の イメージ が明確に浮かび上がることでしょう。

ありありと、まざまざと描くイメージは、あたかも体験したかのように大脳に インプット されるのです。そこから自然に自分が変わっていくのです。

でも、なりたい自分の イメージ を持つ以前に、 「 イメージを描く 」 こと自体が難しくてうまくできないという人は、次のような トレーニング をしてみてください。特に、うつ状態にある人は、なにも思い浮かばなかったり、暗闇のイメージしか持てなかったりするものです。ステップ 1 から、だんだんにステップアップしてみてください。

  1. 色をイメージする
    何色くらいイメージできましたか?最初はクレヨンや折り紙、色布などをながめてからイメージするとよいでしょう。同じ 「 青 」でも、さわやかな 空の青 深い海の青 夜明けの透明な青 ビー玉の緑がかった青 など、微妙な違いまで思い浮かべられたら上級者です。
  2. 風景をイメージする
    海や空、山や草原などの美しい自然の風景を思い浮かべます。旅行したときの写真や、絵はがきなどの助けを借りると比較的簡単です。
  3. 残像 をイメージする
    目の前にあるものの姿を脳裏に焼きつけ、目を閉じて残像をイメージします。ティーカップなら形や大きさ、色や模様をしっかりと記憶。イメージできたら、目を開けて確認します。だんだん複雑なものも記憶、イメージできるようにしましょう。
  4. 自分をイメージする
    鏡に映った自分をスミからスミまで観察して、自分自身の イメージ をしっかり心に刻み込みます。写りがよく、自分でも気に入っている写真を見るのもよいでしょう。
  5. 動く景色をイメージする
    電車や車の中から見る景色のように動くものを記憶して、目を閉じて思い浮かべます。

て、これらのトレーニングで、上手に イメージ が描けるようになったなら、これからが本番です。なるべく具体的に 「 なりたい自分 」 の姿をそのときの状況もふくめて、まるで実際に体験したことのように イメージ します。

たとえば 「 人前でうまく話せる自分 」 になりたいのなら、会社のミーティングで発言している自分の姿を思い浮かべ、部屋の様子、メンバーの顔、話すテーマ、自分が着ているスーツの色形、声のトーン、表情、メンバーの賞賛の言葉、そして 「 うまく話し終えた満足感 」 などを、まるでドラマの脚本家にでもなったようにストーリー展開してみます。

もしも 「 うまく話し終えた満足感 」 がイメージできなかったら、心のアルバムをめくって、昔体験した似たような場面 ( たとえば誰かにほめられた体験 ) を取り出して、そのときの気持ちをかわりにはめ込んでみましょう。

また、その場面を、そこに参加している自分の目から見た情景と、自分を外から舞台の登場人物のように見た情景と、内外両方の視点からイメージすると、よりリアルになります。なにより大切なのは、明確で強い目標に向かってイメージを措きながら、きっとできる、うまくいくと信じること。そして、くり返しイメージすることです。

これらのイメージが最も効果的に大脳にインプットされるのは、夜眠りに入る前の時間。目を閉じて深呼吸をして、気持ちを落ち着かせてからイメージしましょう。

幸せの芽が出やすい人、枯らしてしまう人

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