強く望むことは実現しやすい

なりたい自分を強く思い描けば実現

思いは強いほうがいい

常に意識することが実現への近道

プラス思考から全てがプラス方向に動き出す

「 なりたい自分を強く思い描けば、きっとそうなれる 」とよく言われますがこれに関してとても興味深い話があるので紹介します。

その友人は、いわゆる理数系の頭脳の持ち主で、まぁ典型的な文科系のわたしにとっては、まるで視点の違う発想に触れることができるため、ときどき会っておしゃべりするのがとても楽しみなのです。

自分と違う価値観や職業、年代の友人を持つと、思いがけない発見や触発される出来事に出合えて、考え方や行動の幅が広がります。

いつものようにお茶を飲みながら近況報告などをしていたら、「そういえば、ふと気がついたんだけれど… 。あなたが イメージ・トレーニング を指導するときに 「 なりたい自分の姿 」 をなるべく具体的に思い浮かべて、必ず実現できると強く信じてイメージしなさいって言うでしょう。あれ、一見、非科学的なんだけれど、物理学の理論に通じるものがあるのよ。実はものすごく科学的に根拠のあることなのかもしれないの」と言うではありませんか。

これまでよく耳にする内容ではありますが、その科学的な根拠など考えたこともありませんでしたから、驚くと同時に好奇心が湧きあがってきました。

実に、 「 自分が強く望むことは実現しやすい 」 ということは、科学的にも説明できることだったのです!

ここでは、彼女.の話をわたしの理解した範疇で紹介したいと思いますが、むずかしそうな用語や数字は省いてわたしなりの言葉に翻訳したものですので、科学の世界からはほど遠い説明になっているかもしれません。専門家の読者の方は、そのあたりをご了承ください。さて、わたしたちは、それぞれ肉体を持っていて、まわりの空気とはくつきりと区切られた存在だと思っています。「 からっぼの空間 」 の中に、肉体をもった生物や、モノが「 固まり 」 として点々と存在している…世界をそんな風に認識しています。

ところが、この世の中に存在するモノはすべてつながっていて、それぞれの密度が違うだけなのです。たとえば、肉体と空気も、肉体の方がかなり高い密度で物質が結びついているだけで、明確な 「 境目 」 はない、と言ったら驚きますか?

物理学の量子論的な考え方では、そういうことになるのだそうです。モノをつくつている原子は実はひとつの固い粒ではなく、原子核のまわりの空間を微小な電子が高スピードで旋回している状態のものなのだとか。それが集まっでできているわたしたちの肉体もモノも、スカスカのすき間だらけ、と考えることができるのです。

もちろん、すき間といっても、目で見える世界のものとは大きくかけはなれています。原子の大きさは、なんと 1 億分の 1 cmくらい。

これは、もしも 1 個のオレンジが地球くらいの大きさがあるとすると、このオレンジの中の原子はさくらんぽくらいの大きさだと言いますから、気の遠くなるような小さなすき間になります。

極小の空間の中でひとつの渦となって回転している原子 … こんな具合にいつも原子は「 振動 」 していて、この原子が集まってできているモノや肉体、この世に存在するものはすべて振動している、と考えられます。そして、あるモノと他のモノとの違いは、振動率の違いにすぎないのだそうです。

光も音も熟も色も、すべて波であり振動です。それどころか、「モノ」と「心」はデカルトが二元論で言ったようにふたつに分かれるものではなく、「心」もまた振動で表すことができるのだそうです。

ちなみに個性の座と呼ばれ、心を司るといわれる前頭葉は10の30乗以上で振動。また極微の振動をとらえて脳やからだに伝えるといわれる視床下部は 10 の 40 乗か 50 乗というものすごいスピードで振動をくり返していると言われます。つまり、人間の違いは、個人の精神の振動 ( エネルギー ) の差とも言えそうです。

人間の意識や無意識の振動は、わたしたちが一見、固体だと思っているモノの極小のすき間を通り抜け、瞬時に遠くへと伝わり ( テレパシーつて、このことでしょうか ) 、モノや他の人間のすき間に入り込んで影響を与えるのだとしたら、「自分が強く望むことは実現しやすい」と言えるのではないでしょうか。

プラス思考をしていると心の振動もプラス方向になり、それがまわりにも振動として伝わって、すべてがプラス方向に動き始める… だとしたら、プラス思考で生きていくほうが人生は楽しくなるに決まっています。

もしも、あなたが物事を悲観的にとらえてマイナス思考に傾きがちなら、もっと積極的に人生を送りたいと望んでいるのなら、プラス思考のできる人になるためのトレーニングをしましょう。

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