心の扉は内側から開ける
心の扉を開けるには強い気持ちが大切
簡単に諦めない気持ち
強い気持ちでへたれない
ダメ かもしれないという逃げ道 をつくらない
たとえ、どんなに有能な カウンセラー が一生懸命アプローチしても、外側からの働きかけだけでは心のドアはガンとして開きません。
自分が変わろう!よくなりたいとい!う意志を持って、心のドアの鍵をあけ、内側から開いてくれないことには改善されません。
ですから、いまの自分の殻から抜け出して、 なりたい自分 になるための イメージ・トレーニング を実際に行ってみようと思うなら、なによりもまず、自分がきっと変われるんだということを 素直に信じる ことがとても大切です。それが心の鍵を外すことにつながります。
でも、残念なことに、大人になるにつれて 素直に信じる ことはむずかしくなってきます。いろいろな経験から、うまくいかなかったときの逃げ道として「やっぱり、こんなことじゃないかと思っていたんだ。まぁ、全面的に信じていたわけではないから…」などと、心の痛手を少なくする言葉をどこかに用意したりしているのです。
でも、それは、傷つくまいとして、逆に「うまくいかないかもしれない」という マイナス・イメージ を無意識のうちにインプットしていることになるのです。素直に信じること ができないなら、最初からなりたい自分になるための イメージ・トレーニング なんてうまくいくはずがありません。
ただ、言葉でいくら「素直に信じてください」と言っても、ハイそうですかと簡単には反応できない人が、ほとんどです。
そこで、メージカを高めるレッスンを3つ紹介しますので、軽い気持ちでトライしてみてください。そしてイメージの持つパワーを実際に体感できれば、「素直に信じる」気持ちになれるのではないでしょうか。
イメージ・レッスン その 1 合わせた両手を他の人に引き離してもらう
- 両方の手のひらを胸の前でピタリと合わせ、合掌のポーズをとる。自分は両手が離れないように力を入れ、相手には一生懸命、引き離してもらう。
- 次に「両方の手のひらが強力な接着剤でピッタリくっついている」とイメージして合掌。自分はがむしゃらに力を入れないようにして、やはり相手に両手を離してもらう。
きっと、 2 の方が離れにくかったことでしょう。あなたのイメージしたことを大脳がキャッチし、両方の手のひらに「くっついている! 」という意識が伝達された結果です。
イメージ・レッスン その 2 片手でこぶしをつくり、もう一方の手で指を開く
- 利き手と反対の手で親指を中に入れてこぶしをつくり、力を入れる。利き手で小指から順に1本ずつ開いていくが、そのとき、こぶし側の手はできるだけの力で抵抗する。
- 少し手を休めてから、今度は「指先が全部、手のひらにくいこんでいる」とイメージしてこぶしをつくり、同じように小指から1本ずつ開いていく。
1 では、かなり力が必要でも最終的にはなんとか全部の指が開いたはず。 2 では、それほど力を入れているつもりはないのに、指がガンとして開かなくなったでしょう。
イメージ・レッスン その 3 起き上がりこぼしのように床から起き上がる
- 床にあお向けに寝て、片足を曲げて胸の方に引き寄せへ両手でかかえるように軽く押さえる。起き上がるようにがんばって、とにかく無事に起き上がれたらひと呼吸おく。
- 次は「かんたんに起き上がれる」と気持ちをリラックスさせ、「起き上がりこぼしになって起き上がっている自分」のイメージをまぶたに思い浮かべながら起き上がる。
最初はたいへんな思いをして起き上がったのに、ただ「起き上がっている自分」をイメージしただけで、簡単に起き上がれてビックリしたことでしょう。
いかがですか?これらは、トリックでも超能力でもありません。ほとんどの人がイメージのパワーを実感できたことと思います。最初のうちはイメージがクリアに浮かばなくても、くり返し練習して〝こうなった状態″ をはっきり具体的に思い描くことができるほど、結果はうまくいきます。
逆に「どうせできないだろうけれど」と思っていると、つまりマイナス思考を持っていると、当然イメージはぼやけてきますから、できることもできなくなってしまいます。イメージのパワーを素直に信じることができたら、次のページを開けて、なりたい自分になるためのイメージ・トレーニングにもトライしてみてください。新しい自分に出会うためのドアを開くことができるのはあなた自身。わたしは、そのお手伝いができるだけなのです。