交感神経を活発化させる3ポイント

交感神経を活発化させる3ポイント

日常生活の中の工夫で交感神経を活性化させる

自律神経は意識しても自覚しないものです。日常生活の習慣が重要です。

交感神経を活性化させて、体を活動モードにするいちばん効果的な方法は、じつは「運動」です。脂肪の燃焼が促進されるだけでなく、食欲や消化吸収能力も抑えられ、「ストレス食い」も予防することができます。そこで始めたいのが、「体を動かす」習慣を身につけること。[家でテレビを見るとき」「長電話をしているあいだ」「電車やバスの中で」「すきま時間を使って、足の曲げ伸ばしを行う」などで腹筋を意識してみるなど、こまめな運動を心がけましょう。脂肪は、体を動かせば動かした分だけ燃えるもの。そうした積み重ねをして、1日で合計15~20分はど体を動かせば、確実に自律神経のバランスが整い、「活動モード」へと変化。脂肪を燃やすエンジンである「筋肉」も増えて、さらに太りにくくなります。

日常生活の中で工夫する習慣

階段

たまってしまった脂肪を燃焼さsるために、逆にエクササイズしてしまうのがこの方法。といっても、エレベーターをやめて階段を使うようにするだけ。数十kgもある自分の体を運ぶためにすごい運動量となり、 階まで上ると、なんとダンベルの上げ下ろし400回分に相当するのエネルギー消費量。姿勢を正して、脚の筋肉を意識しながら、リズミカルにのぼり・おりするのがいいでしょう。自宅よりも学校や会社で意識して習慣化するのがおすすめです。
買い物にでかけたときもエレベーターやエスカレータを使わないようにすればよいでしょう。

いすに座って足を平らになるまであげる

仕事や勉強が一段落、ひと息つきたいときに、リフレッシュも兼ねて運動を。椅子に座ったまま背すじを伸ばし、おなかに力を入れながら、ふくらはぎが床と平行になるまで両足をゆっくり上げ、その姿勢を保ったままゆったりと呼吸を繰り返しながら、足を元に戻します,それを数回繰り返します。

歯磨きをしながらスクワット

朝、昼、夜とボーッと歯磨きをしていた時間を利用します。1日に3回もあるのですから上手にエクササイズタイムにします。洗面台に手をついてバランスをとりゆっくりしゃがんだり、立ち上がったりを繰り返します。
前のみりにならないように姿勢を正して行うのがポイントです。

いすに座ったら腹筋運動

電車やパスで座ったときや、家のソファで、テレビを見ているときに、行うのがこの運動。背すじを伸ばし足の裏をぴったり床につけ、そこから足を持ち上げて3cmほど床から離し、その姿勢をキープこゆったりと呼吸を繰り返し、つらくなったら元に戻し、それを何度か繰り返します。

つまさき立ち

電車やバスの中ではできるだけ座らずに立ってよい姿勢をキープし筋力アップの時間にします。 おなか引き締め効果を狙う場合にh、さらにエクササイズをプラスして、つり革につかまりながら足を肩幅くらいに開きます。 ゆっくりとかかとをあげ背筋を伸ばしておなかにも力をこめ、ゆっくりと元に戻します。

食事の時にしっかり噛むことで自律神経を安定化

最近の日本人の食事は、柔らかくてかみごたえのないものが増えて、それまでに比べてかむ回数が半分以下になっていますじつはこれ、ダイエットにとっても重要な問題なのです。
というのも、あまり知られていませんが、よくかむことは食後のエネルギー消費を高めることにつながるからです。食べ物をかんだ刺激が脳に伝わると、「体温を上げて消化を助けろ」という指令が自律神経に与えられます。
そして、自律神経が褐色脂肪細胞(肩甲骨やわきの下など、ごく一部にだけある細胞に働きかけ、体温を上げさせます。これが食事のあとに必ず起こる「食事誘発性熟産生」。
1日の消費力ロリーの約10% を占めており、ウォーキング40~70分ほどに相当するので、見逃せません。この褐色脂肪細胞のエネルギー産生能力は飛び抜けて高く、通常の細胞の100倍ともいわれます。
よくかむと、流動食に比べて熟産生が4倍にも高まったという研究結果もあり。かめばかむはど、食後の余ったエネルギーの燃焼が高まり、少量で満腹感も感じやすくなるのです。

一口入れたら30回

かむ回数の理想は、ひと口ごとに30回ほどです。なれないうちは大変だと思いますが、20回くらいからならしていき30回を習慣化してしまうのが一番おすすめです。 口に食べ物を入れたらいったん箸を置く習慣をつけるといでしょう。 現代人は忙しいのですが、お茶やお味噌汁で流し込んでしまう習慣はNGです。

かたいものをメニューに入れる

アーモンドやごまのようなナッツ類、の豆類は、かむのに力が必要なため、かむ回数が自然と多くなるものです。 料理のアクセントとして、上にふりかけたり混ぜ込んだりすると、手軽にかみごたえを増やすことができます。主食のご飯を玄米や雑穀米にかえるのもおすすめです。

弾力性のあるものもよい

いかやたこ、こんにゃくなどのほか、エリンギやマッシュルームなどの肉厚のきのこ類は、弾力性が高くてかみごたえがある食材。また、意外に思われがちですが、かまぼこや油揚、漬けもの、海藻なども、かみ切りにくい素材でも利用しやすいものが多いので、どんどん活用します。

調理法の工夫も

同じ素材でも、ちょっとした調理法の工夫で、かむ回数にぐんと差が出るもの。かみごたえをアップするためには、切り方を大きめにするのが手軽な方法。肉や魚は加熱時間が長いほうがかむ回数が増えますし、逆に、野菜は加熱すると柔らかくなるので、できるだけ生で食べるのがおすすめ。

体を鍛えることで活性化させる

体を温度や刺激の変化にさらすことも、自律神経のトレーニングとなります。エアコンで快適に調整された部屋の中に閉じこもり、じつとしているだけでは自律神経も怠けたまま。体を刺激して活動モードに変え、脂肪燃焼効果を高めるといいでしょう。

タオルを使ってマッサージも

乾いたタオルで皮膚をこする「乾布摩擦」は、苦昔から風邪の予防法とじこ有名。皮膚を刺激して末梢の血液循環を高めたり、皮膚を鍛えて寒さ・暑さの温度変化に慣れさせる、という2つの側面から自律神経を強化しますも朝起きたときやお風呂に入る前などに、リフレッシュを兼ねて行うのがおすすめ。

薄着の習慣をつける

自律神経の日常的なトレーニングとして非常に果的なのが、「薄着」でいること。「寒い」感じると交感神経が働いて、褐色脂肪細胞などを活性化し、脂肪を燃やして熟をつろうとするからです。外に出るときは、でるだけ「薄着を心がける」こと。
コートもできるだけ薄手のものを着て、そのぶん脂肪を燃やすく、さっそうと歩きましょう。これか徐々に体を寒さに慣らしていけば、皮膚鍛えられて自律神経機能が活発になるずですも風邪から体を守ることにもつなります。

体内時計を整える

人間は、、昼に活動して夜に休息するというパターンで生活しているため、自律神経のリズムも、日中は交感神経が中心に働き、逆に夜は副交感神経が働くようにできています。そのため、就寝時間や起床時間、食事など、規則正しい生活をしていると、体内時計のリズムが整い、それにともなって自律神経のリズムも自然に整っていきます。。ごくあたりまえのことが、じつは体脂肪ため込みモードから体を守る、重要な働きをしているのです。不眠の人などは自律神経が安定してくるだけでよく眠れるようになるのはこのためです。

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