よくあるQ&A集

ビタミンCに関連するQ&A集

ビタミンCに関連するQ&A

ビタミンCを上手に摂取する方法

1日に必要なビタミンCの量

日本人の食事摂取基準によると、健康をを維持するために必要なビタミンCの推奨量は、成人男女で1日100mgです。 ところが、1年を通してみると、100mgを超えるのはみかんや柿などの果物が出回る11~12月だけ。 夏場は40mg前後まで下がります。また、ビタミンCは調理によっても損失が大きいため、食事からとれている量は実際の半分くらいともいわれています。

さらに、ビタミンCはストレス、喫煙、飲酒、薬の服用などによっても失われやすいもの。必要量は生活習慣や環境によって違ってくるので、失われやすい要因がある人はより積極的にとる必要があります。 ビタミンCは体内に約1500mg蓄えることができて、1日100mg以上とっていると、体の各組織にビタミンCが貯蔵されます。

ビタミンC が失われやすい人は、この貯蔵量を満たして健康を維持するために、目安として1日400mg程度のビタミンCをプラスするといいでしょう。

過剰に摂取してしまった場合は

1000mgとった場合の吸収率は平均52% で、400~550mgのビタミンCは小腸で吸収されず、大腸に運ばれたり尿中に排泄されたりします。一見、大量のビタミンCが無駄になってしまうようですが、そうではありません。大腸では有害物質の生成を抑えたり、乳酸菌を増やして腸内環境を整えるように働きますし、膀胱では発がん物質であるニトロソアミンの生成を防ぎます。

サプリのビタミンCは食品のビタミンCと同じ

サプリメントのビタミンCは食べ物からとるものと変わりなく、体の中での働きも同じです。合成されたものと天然のものとがありますが、どちらも基本構造や体内での働きにとくに違いはありません。

合成ビタミンCは、いもやとうもろこしに含まれるでんぷんが原料。これに微生物の働きを組み合わせた発酵法で作られます。一方天然ビタミンCは、アセロラやローズヒップなど、ビタミンCの多い食材の抽出液から作られたもの。このとき、ビタミンCの吸収を助けるビタミンPなども抽出されるため、いっしょに含まれています。

サプリはいつ摂るのがいいでしょうか

ビタミンC は使われない分は体外に排泄されてしまうので、1日分を1度にとるより、3食のあとに分けてとったほうがベターでしょう。

100mgのビタミンCを空腹時にとった場合、体内に吸収される量は平均34 %ですが、食後の満腹時にとると80~90 %が吸収されます。

サプリメントでビタミンCを補うときは、食事のあとすぐにとったほうが効率がいいようです。

薬と一緒に摂ってもいい

薬も体にとっては異物と認識されるものなので、体内に入ると肝臓が排泄のために働きを高めますが、このときビタミンCが使われます。

たとえば風邪などでアスピリンを服用すると、ビタミンCが使われて急速に減ります。そうすると、ただでさえ白血球をサポートするためにビタミンCがたくさん必要なのに、ますます供給が遅れることに。このように、薬を服用しているとビタミンCが減りやすいので、積極的に補うことが大事です

ビタミンCをサプリメントでとるときは、薬といっしょにのむのではなく、時間をずらすのがポイント。 ビタミンCは食後すぐに、薬は指示に従って食後30分後か食間にのむようにしましょう。

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