心筋梗塞、動脈硬化の予防

カルシウムやミネラルが大事

カルシウムだけでなくマグネシウムもしっかり摂る

カルシウムとマグネシウムの摂取比率は2:1が理想

心筋梗塞、動脈硬化を予防するミネラルウォーター

カルシウムがミネラルのなかで最も重要であることは紹介しましたが、カルシウムに劣らず重要なミネラルがマグネシウムです。カルシウムを摂取することばかり考えて、マグネシウムの摂取を怠ってはいけません。

食べる=生きる(現代人が不足しているマグネシウムについて)
https://rumor-info.com/sick-11.html

大切なのは、カルシウムとマグネシウムをバランスよく摂取することです。摂取比率は2対1、1日にカルシウムが600mgに対して、マグネシウムを300mg摂取することが理想とされています。

ミネラルの濃度には、細胞内濃度と細胞外濃度があります。たとえば血液の場合なら、赤血球や白血球といった細胞と、血清といわれる細胞外液に分かれていますが、カルシウム不足になると血液の細胞外カルシウム濃度が低下してきます。

血液の細胞外液のカルシウム濃度を高くするには、カルシウムを多く含んだ食品や飲料水を経口的に摂取することです。しかし、経口的に摂取されたものの多くは細胞外液にはいかず、もっぱら細胞内に蓄積してしまいます。

そのカルシウムの細胞内蓄積を阻止する物質が、マグネシウムです。

カルシウムが貴重なミネラルだといって、カルシウムだけを過剰に摂取していると、実は大変なことになってしまうのです。細胞内に侵入した過剰なカルシウムは、さまざまな疾病を誘発します。血管内壁に蓄積して動脈硬化を起こして、脳卒中や心筋梗塞を引き起こしたり、高血圧症の原因になるばかりでなく、脳細胞に入れば痴呆に、脊髄に入れば神経の変性を起こすのです。

つまり、カルシウムはマグネシウムの助けを借りなければ有効に働けないばかりでなく、有害になることさえあるということです。

とくに心筋梗塞などの虚血性心疾患にはマグネシウム不足が深く関係しています。マグネシウムを食事から補うことも大切ですが、マグネシウムを多く含んだ飲料水を飲み続けることがより効率的です。それに適した飲料水としては、海洋深層水が挙げられます。

また、最近では、水を一晩でカルシウムやマグネシウムの豊富なミネラルウォーターに変える整水器も発売されています。

さらにつけ加えることとして、飲む時間帯についてです。心筋梗塞の発作は午前中に多いことが知られています。就寝中は体内に水分少なくなるので血液の粘度が高まります。そのうえ、目覚めとともにからだの動きを活発にする交感神経が働いて血圧上昇や心拍増加が起こり、心臓に負担がかかるのです。

したがって、心筋梗塞を予防するには、カルシウムやマグネシウム含有量の多い硬水を飲むこと、そして寝る前にコップ1杯の水を飲むことが大切です。

日本の水はほとんどが軟水です。硬水が飲みにくい場合は、硬水でなくても大丈夫です。心筋梗塞を予防するためには、日頃から水を口にする習慣が大切です。

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