無意識のうちに働く自律神経

睡眠、便秘、ダイエット、肌の状態…すべてに関わる「自律神経」

自律神経のリズムを整える

「この余分な贅肉をなんとかしたい!」「今年こしダイエット!」とダイエットに励むものの、長続きせずに挫折してしまう人が多くダイエット商品ばかりが次々に発売されています。

そこで紹介したいのが「自律神経バランスダイエット」。これは体の機能を自動的に調整している自律神経のうち、無駄遣いを抑えて体脂肪を効率よく燃焼させる「交感神経」を活性化させて太りにくい体に導くものです。 挫折しやすい食事制限はなしでリバウンドもない体のリズムを整えるという健康的な方法です。

自律神経がさぼると太りやすくなる

ふつう、食べすぎや運動不足で体脂肪がだぶついてくると、脳は「食欲を落とせ!」「脂肪を燃焼せよ!」という指令を出します。それを体中に伝えて、体を活動モードにしようととするのが「交感神経」です。

つまり、このしくみがキープできていれば、太りすぎは防げるはずです。ところが、自律神経のバランスはさまざまな原因で乱れます。

忙しくてストレスだらけの「超活動モード」生活や、逆にごろ寝で家にこもりきりの「超リラックスモード」漬け、睡眠不足、ホルモン分泌の変化など、そうなると交感神経の活性が下がり、肥満モードへと突き進んでしまうのです。

自律神経はバランスが重要

自律神経には、体が活動モードのときに働く「交感神経」と、リラックスモードのときに働く「副交感神経」の2種類があります。

交感神経は、心拍数や血圧を上げるなど、エネルギーを消費して体を活発にするのに対し、副交感神経は、消化や吸収をよくしてエネルギーを蓄え、体を回復させるという、正反対の働きをします。この2つがシーソーのように働くことでバランスが調整されています。

アンバランスな人

夜更かしが大好きで朝寝坊。不規則な生活をしているせいか、ごはんを抜いてしまうこともたびたび。家の中でごろごろしながら、テレビのドラマを見るのが癖になっています。こんなアンバランスさんの自律神経は、不規則な生活でリズムが乱れがち。交感神経も副交感神経も働きが低下し、すっかり体脂肪ため込みモードで満腹中枢に指令が届かずにドカ食いするうえ、たくさん食べているのに満足感が得られません。

バランスがとれている人

体を動かすのが根からの大好き。じっとしているのが苦手で、家事もテキパキ、少しでも空き時間があるとウォーキングやジョギングに出かけてしまうほど活発です。

早寝、早起きが習慣化しており、いつも3食しっかりとって、規則正しい生活をしています。そんなバランスさんの自律神経は、交感神経優位のメリハリのきいたリズムで働き、体脂肪が効率よく燃え食事は腹八分目で満足できる状態です。

自律神経に関する情報(リンク)

ページの先頭へ